矯正診療のご案内
きれいな歯並びをしていると…
「清潔感がある」「知的に見える」「元気に見える」
と好印象を与えます。
正しく咬合していると…
「咀嚼力が上がる」「発音がきれいになる」
など機能の向上につながります。
また、
「集中力が上がる」「瞬発力がでる」
とも言われています。
(個人差があります)
「前歯が出ている?」「反対咬合?」「歯がガタガタ?」
「八重歯?」「隙間がある?」「口元が気になる?」
1. 抜歯について
まずは、歯を抜かずに治療できるのか?を考えていきます。しかし、歯並びやかみ合わせによっては、歯を抜いて治療を行わなければならないこともあります。
2. 習癖と筋機能訓練について
長い間身についた癖はなかなか治るものではありませんが、簡単な運動で筋の緊張をほぐしたり、習癖の改善に努めます。矯正治療後の歯並びを保つためにも、トレーニングをしましょう。
3. ご自宅でのケアについて
矯正装置をつけたお口の中のケアはより丁寧に行いましょう。矯正用の歯ブラシやフロス等を揃えていますので、正しい使用法を身につけご自宅でのケアに役立てて下さい。
また、装置が粘膜や舌に当たらない様にワックスやプロテクターを準備しております。歯みがきや食事などご心配なことはお気軽にご相談下さい。
● 虫歯や抜歯等の治療について
虫歯や抜歯などの治療および矯正治療後の補綴治療の計画は、院長と共にカウンセリングを行い、当医院にて行うことができます。
かかりつけの歯科医院をお持ちの方はそちらへ治療を依頼することもできます。
● 予防ケアにつとめています
専用の機械による歯みがきやフッ素塗布を行うことで虫歯を予防します。ご自宅での毎日のケアも大切ですのでブラッシングの方法や歯ブラシやフロスの選び方などのご指導もさせて頂いています。
矯正治療を終わられた後も、定期的な検診をお受け頂く様お薦めいたします。
● 使用する器具は全て滅菌済み
用途に応じてディスポーザブル(使い捨て)、ガス滅菌、オートクレーブ(高気圧滅菌器)にて完全に滅菌したものを使用し、院内感染の防止に努めております。矯正治療に使用する器具、ワイヤーやゴムなども滅菌し患者さんへ提供しております。
※当院の滅菌システムについて詳しくはこちらをご覧下さい。
● 矯正診療の流れ
初診
気になられている歯並びやかみ合わせについてご相談ください。
簡単な検査後、治療内容の説明や装置について簡単にご説明いたします。
検査
以下の内容にて診査を行います。小さなお子様の場合は、ご負担にならない範囲で診査いたします。
- ● 問診表記入
- ● 模型を作るための型とり
- ● かみ合わせおよびお顔の写真撮影
- ● 各種レントゲン撮影(必要があれば、CT撮影等追加の検査を行います。)
カウンセリング
検査結果より、使用する装置、治療期間について詳しくご説明いたします。ご不明な点、ご心配事などがありましたら、ご遠慮なくお聞き下さいませ。
治療開始
虫歯の治療や抜歯処置
装置をつける
毎月装置の調整
(マウスピース型の装置の方は2週間に一度ご来院下さい)
または
経過観察
お子様の場合、治療開始の時期まで待った方がよい場合もあります。
治療開始時までは3〜4ヶ月に一度来院下さい。
来院時の診療内容
- ● ブラッシングの指導
- ● フッ素塗布
- ● シーラント処置
- ● 筋機能訓練
治療開始
虫歯の治療や抜歯処置
装置をつける
毎月装置の調整
(マウスピース型の装置の方は2週間に一度ご来院下さい)
保定
矯正した歯列が元にもどらないように保定装置を使用して頂きます。
3~4ヶ月に1度来院して頂き、かみ合わせのチェック、装置の調整を行います。
ホワイトニングご希望の方は、2年~3年の保定期間の後に開始されることをお薦めします。
(ホワイトニングの項をご参照ください)
● 装置の種類
メタルブラケット(金属の装置)
強固で壊れにくく、針金との摩擦抵抗が少ないので、スムーズに歯を動かすことができます。金属色のため他の装置と比較すると目立ちやすい装置です。
クリアブラケット
透明ですので目立ちにくく、金属やセラミックの装置より粘膜への刺激が少ない装置です。長期間の使用で摩耗した場合は、摩耗したブラケットのみ再装着いたします。長期間の使用でわずかに変色します。
● 矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
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①矯正治療の装置をつけた後しばらく違和感、不快感、お痛みが生じることがありますが、一般的には数日から1、2週間で慣れていきます。
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②歯の動き方には個人差がありますので、カウンセリング時にご説明した治療期間よりも長くなる可能性があります。
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③顎間ゴムや取り外し装置の使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が不可欠であり、それらが治療結果や治療期間に影響致します。
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④矯正治療中は歯の表面に矯正装置がついているため食べ物がたまりやすく、歯が磨きにくくなるため、虫歯や歯周病が生じるリスクが高まります。そのため、毎日の歯磨きを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、定期的に検診を行うことが大切になります。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見つかることがあります。
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⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
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⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
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⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
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⑧矯正治療中に使用する装置などにより金属アレルギー症状が生じることがあります。
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⑨矯正治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
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⑩治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
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⑪歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
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⑫矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
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⑬矯正歯科治療装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
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⑭動的治療が終了し装置が外れた後に現在のかみ合わせに合った状態のかぶせ物やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
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⑮動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用して頂けない場合、歯並びや咬み合わせの後戻りが生じる可能性があります。
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⑯顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
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⑰矯正歯科治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合わせに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合わせが変化することがあります。
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⑱矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。